RHELの長期保守PHP
約10年
RHELのFull Life対象パッケージは、OSの通常ライフサイクルに沿って保守されます。すべての配布PHPが対象ではありません。
最近、Laravelのバージョンアップに関する相談が少しずつ来るようになった。
個別の構成やサポート期限を調べていくと、いくつかの話がつながってきた。
OSが長く保守するPHPと、その上で動くLaravelでは、更新のペースがずいぶん違う。
というわけで簡単に調べてまとめてみた。
約10年
RHELのFull Life対象パッケージは、OSの通常ライフサイクルに沿って保守されます。すべての配布PHPが対象ではありません。
約4年
バージョンごとに、通常サポート2年+セキュリティサポート2年。
約2年
各メジャーバージョンの公開から、セキュリティサポートは基本2年間。
RHEL系OSの標準PHPを使うなら、
9系のPHP 8.0は2032年頃まで、10系のPHP 8.3は2035年頃まで現役だ。[1][2]
下が現時点での公開情報を基に作成したグラフだ。
棒は「公開〜セキュリティサポート終了」。更新の適用が前提です。Laravel 14は2027年Q1ごろ公開・約2年保守の作成者予測、PHP 8.6は公式の予定(2026年11月19日公開)です。RHEL 10は2035年頃まで続くため、右端を越えて表示しています。棒にマウスを重ねる(スマホはタップ)と詳細を表示します。
OS配布版の保守は、対象パッケージ・契約・保守フェーズにより範囲が異なります。PHP本体や外部リポジトリの期限とは分けて確認し、配布元の更新を適用する必要があります。
情報確認日:。予定や保守条件は変更される場合があります。
なるほど、見えてきた。
OSとLaravelのライフサイクルは、
絶妙にかみ合わないのである。
毎年新しい版を出し、モダンなPHPを取り入れていくLaravel。一方、OSは同じ基盤を長く保守することを前提としている。
その上で動くフレームワークと、土台となるOS。組み合わせて使うものなのに、想定している保守の時間軸がまるで違うのだ。
Laravelの開発しやすさは魅力だ。
ただ、長期運用を考えるなら、バージョンアップに追随するための更新コストも見込んでおく必要がありそうだ。
また、機能や開発の面で「Laravelをバージョンアップする必要があるシステムなのか」も考えておきたい。
機能も動作も安定していて、今のLaravelで十分に開発を続けられる。それでも、公式のセキュリティサポートを受け続けるには、Laravelの更新が必要になる。場合によっては、PHPのバージョンも引き上げなければならない。
欲しい機能のためではなく、今のシステムを保守し続けるための更新。そのコストも含めて、長く付き合える構成かどうかを考えたい。
株式会社ナノミクスでは、Laravelにとらわれず、システムの要件や運用・保守体制に合わせて、最適なPHPシステム開発を提案している。
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Laravel以外の選択肢が微妙に少ない現状でもあるのがもどかしい、そんな日々だ。🥴
期限は公式の通常保守を基準とし、独立した第三者の延長保守は含めていない。開発中の要件は正式版と区別し、参照したコミットを固定している。